呼吸を感じる やんばる森の写真

 

KO9では衣服は単なる外界遮断物ではなく、「衣服は身に纏う最大の環境要因」と位置付け、着る場所―自然や都市、室内―によって「空気」「温度」「エネルギー」をダイレクトに媒介する環境装置であるとの位置づけています。

「空間を纏う」というテーマは、KO9のブランド哲学の中心にありますが、この概念は素材やデザインの物理的側面だけで完結するものではありません。

むしろ、そこには空気や余白、そして「ゆらぎ」といった目には見えない空間性や体感にまで及ぶ設計思想が込められています。

 

実験的に海につけ、何万年も前から存在する水場の水を吸収させてみる。


何年万年も前から存在する水場

 

具体的に「余白のあるデザイン」や「活動と静寂のバランス」といった要素を取り入れることで、衣服を身につけることが、単に服を着る行為以上の体験となるようデザインされています。

 

 

日本的な「静的」デザインと海外のワークウェアなどから着想を得た「動的」デザインを
ミックスして作られたパンツ

 

こうして、衣服は着る人の内海、つまり心の揺らぎや体調といった内面の状態と、外界に広がるさまざまな環境因子とが呼応し合う「媒介」として機能します。

そしてこの体験の中核を「こきゅう(呼吸)」に据えることで、服が着る人の心理や身体の状態、さらには着用される場所や空間の環境に応じて「呼吸」が変化するという、動的で多様な体験を生み出します。

これには、服を単なる物理的な被服としてだけでなく、場のエネルギーと相互作用し、自己解放のきっかけとなる存在になる祈りも込められています。

この構築により、KO9の服は着る人の心身と環境の調和を促進し、着用すること自体が「空間を纏う」深い体験へと昇華するのです。

 

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